今回のトピックは、ネタっぽいですが、タイトルの通り10年以上昔のノートPCについての話です^_^;
何気なく部屋を片付けていたら、Macbook air 11インチ 2012がでてきたのですよね。ところが、バッテリー故障で電源も入らず、MacOSのサポートも切れていました。しかし、今だに名作と謳われるこの格好良いマシンです。
どうしようかと、思わずChatGPTに聞いてみたらとても興味深い示唆と建設的な良い提案をしてもらったので、調子に乗って実践してみました。そんな話です。
簡単には以下のような内容になります。
- OSサポートの切れた大好きなデバイスIntel MacにUbuntuをインストールして復活させた!
- Ubuntu22.04をインストール(実践時は最新バージョン)後、Ubuntu24.04へアップグレード
- 意義の考察:10年以上前のデバイスでも最新のOSで運用可能なので、デバイス寿命を長く保つことができ、「ネットワークは無くならない」という観点で教育分野に向いている組み合わせかも?
- いまだに豊富な互換部品、アクセサリ類を堪能する!
- 小型化にも進歩の著しいLLM(SLM?)なら、ローカルLLM(or SLM)が実用可能なので、独自の用途を見出せるかも?サカナAIのTinyswallowを動かしてみた^_^
- ファイル共有サーバー化:高級感のある家具にもなれる^_^;
具体的には、実践に向けてMacbook air 11インチ 2012のバッテリー交換とストレージ換装、アクセサリーの購入(コレ重要!)、Ubuntuのインストールとその設定(画面の狭さ対策とメモリスワップを含む)、そして実践的なPythonプログラミング環境の構築をしました。
また、ChatGPTとの対話からインスパイアされた、教育系デバイスのOSとしてのLinux系OSのポテンシャルについても、少しだけ考察しています。
最後に、10年以上前のマシンの部品や専用アクセサリーを今でも取り扱ってくれている販売店さまに大きな感謝を示したいと思います^_^
ChatGPT4oとのやりとり(原文のまま)
私:
古いMacbook air 11インチ 2012は、MacOSのサポートが切れています。 でも、とてもカッコいいデバイスなので再利用できないものかと考えています。何か良い活用方法を教えてください。
ChatGPT:
2012年モデルの11インチMacBook Airは、MacOSの公式サポートが終了しているかもしれませんが、再利用する方法はいくつかあります。以下にいくつかの提案を挙げてみます。
- Linuxをインストールする: MacOSの代わりにLinuxディストリビューションをインストールすることで、古いMacBookを再活性化できます。UbuntuやFedoraといったユーザーフレンドリーなLinux OSは、リソースが限られた古いハードウェアでも比較的軽量で動作します。
- 専用のメディアサーバーとして使用する: 古いMacBookを家庭内のメディアサーバーに変えてみるのも良いでしょう。PlexやKodiなどのメディアサーバーソフトウェアをインストールすれば、映画や音楽、写真などをストリーミングして楽しむことができます。
- 書き込み専用マシンとして使用する: インターネットを切断し、文書作成やプログラミング学習用のマシンとして利用することで、集中力を高めることができます。特に文筆業に従事している方には最適です。
- 子供用の学習ツールとして提供する: 子供や学生に提供し、学習用のコンピュータとして使わせるのも一つの方法です。インターネットの使用を制限し、教育向けのプログラムのみをインストールすることで、安全に使用させることができます。
- クラウドコンピュータとして使用する: Chrome OS Flexをインストールして、クラウドベースの作業に特化したデバイスとして活用するのも良いでしょう。これにより、Googleドキュメント、Gmail、その他のWebベースアプリケーションへのアクセスが簡単になります。
これらのアイデアは、古いMacBook Airに新たな命を吹き込むのに役立つはずです。どの方法を選択するかは、あなたのニーズや使い方によって異なります。それぞれの選択肢を試してみて、最適な活用方法を見つけてください。
驚きました!!素晴らしい^_^
興味深い示唆:教育分野 = Linux系OS
1と4の提案の組み合わせは、考えれば考えるほど興味深い可能性を示唆していて、面白かったのでまとめてみます。教育系デバイスのもつ課題のいくつかを解決しているのではないでしょうか(厳密には4の意図ではないかもですが)。

Linux系OSは広範なデバイスに適用でき、リソースも軽量のため、デバイス自体の稼働寿命を大きく延ばす
いろいろなデバイスへのLinux系OSの移植がホビイストから報告されています。また、今回実践したUbuntu(LTS:長期サポートバージョン)では、以下のように推奨環境要件が低いため、該当するスペックのデバイスがとても多くなります。desktop版であれば、Office系のフリーツールも使えますし、最低の環境要件であったとしても、FHD以下の解像度であれば動画視聴も普通に可能です。プログラミングについても同様です。
・Ubuntu 24.04 LTS GUI版(desktop版):メモリ4G~、容量25G~
・Ubuntu 24.04 LTS CUI版(エンジニア向け):メモリ1G~、容量2.5G~
なんにしても、デバイスの稼働寿命が長くなること(10年以上昔のデバイスでも最新LTS版OSをインストールできること)は、教育分野にとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。CUI版の存在も非常に心強いサポートといえます。
尚、一方で「最新のデバイスを購入して使うこと」は、実際のところ状況が許す限り正義だといえる、とも考えています。なぜなら、それは新しい体験を獲得できる機会でもあるからです。また「買える技術もある」という観点も無視できません。高度な技術的ハードルをスキップして、本当の関心事に集中できることは、活動の本質でもあるので、とても重要なことです。
ただ、そのうえで逆に「技術でスペックを補うこと」も、経験すると結構、面白い体験だと感じています。
古いデバイスの特徴を理解して使い熟す、そんなカッコよさもあると、もっと注目されて然るべきかな、とも考えています。それは「巨人の肩に乗っている感覚」を実感し、リスペクトする体験といえるかもしれません。
Linux系OSは現在の情報ネットワークの中で大きな役割を担っている
サーバーの多くがLinux系OSで動いており、また「今後、ネットワークが消えることはない」という意見には大きな説得力があります。これから活躍する人材は「ネットワーク × 好奇心」としたら、Linux系OS自体とネットワークを学ぶ価値は高いのではないでしょうか。
Linux系OSはディストリビューションを構築できる
逆に乱立が問題になっていますが^_^;
Ubuntuなど、メジャーなディストリビューションになると各国にコミュニティがあります。また、その気になれば独自のディストリビューションを構築できることは重要だと思います。
Appleのマシンデザインは教育分野に大きく寄与している
なぜなら、ずっと触っていたい思うから。
存在感はとても重要ですし、私はThinkpadの大ファンでもあるのですが、Appleマシンの「特に子供たちを魅了する力」については納得して受け入れています^_^;

それ以外の提案について
3の提案は、私たちにはポメラがあるので大丈夫です(むしろポメラにLinuxを移植したホビイストがおります!)。5の提案は「有益」ですが、今回は見送りさせていただきました。
ポメラLinux化:リンク
- KING JIM ポメラDM200でEmacs、Vim、Ruby、Pythonが動くなんて素敵すぎる!
- Linux on Pomera DM200 人柱版 その2
- pomera DM250 の Linux 化のメモ
以降、1,2の提案を、楽しみしながら実践していきます。
Ubuntuインストール前の準備:バッテリー交換と1TB SSDに換装
動作確認も必要なので、以下の手順のように、先にバッテリー交換して、正常に起動できるか確認した後、ストレージ換装を実施し、そこに直接Ubuntuをインストールしました。大まかな手順は以下の通りです。
- バッテリー交換(充電確認、起動確認)
- USBメモリにUbuntuのインストールイメージを作成
- SSD換装
- USBメモリからUbuntuをインストール
バッテリー交換
嬉しいことに、アマゾンで互換製品を購入できます^_^
購入にあたっては、互換のある型番が所有デバイスと同一であるか、注意して確認する必要があります。私の場合は2012Midですので底面表示は「A1465」です。
交換作業については、こちらの動画を参考にしてもらえたらと思います。購入時に付属しているドライバーを使って裏蓋を外します。ネジがとても小さいので、無くさないように注意してください。
充電確認
バッテリー交換が終わったら、裏蓋のネジは止めずに、アダプターを繋いで充電ランプが点くか確認します。
橙色または緑色のランプが点けばOKで、そのまま充電完了(緑色)まで充電します。
起動確認
充電の確認ができたら、起動ボタンを押して起動を確認してください。
電源アダプタについて
Magsafe2-USBC変換アダプタを用意するとより便利です。このアダプタがあると45W以上対応のサードパーティ製充電器やモバイルバッテリーが使用できるようになり、大きく汎用性が向上します。
また、USB-Cケーブルについては各種ありますが、上位互換の観点からハイスペックなものを用意した方が無難です。私はThunderbolt4対応のものを使用しています。

充電器は、ご自身の環境によると思いますが、私は他に所有するノートPCと共有でき、かつSwitchにも給電できるAnker PowerPort Atom III 65W Slimを使用しています。かなり余談ですが、Switchへの給電は2Aであることがマストのようなので、あえて高出力のものではなく、このような選択になっています。また、サンワサプライの短い電源コードに変更すると、かなり携帯性が向上します。ノートPC用のモバイルバッテリーを揃えていると安心感が増します。
Ubuntuのインストールイメージの作成
大まかな手順は、以下の通りで、自明ですが既存のMacOS上で実施します。
また、現在の最新バージョンは24.04 LTSですが、実は24.04 LTSリリース前に作業しておりまして^_^;
ここでは前バージョンの22.04 LTSのインストールから紹介したいと思います。その方が個人的な経験や、情報リソースも豊富です。しばらく使って、最近バージョンを24.04 LTSにアップグレードしました。アップグレード方法も後述します(ですので、直接24.04 LTSをインストールしても問題ありません^_^)。
- UbuntuのISOファイルをダウンロード
- USBメモリに書き込んでインストールディスクを作成
UbuntuのISOファイルをダウンロード
以下のサイトから、22.04.4 LTSをダウンロードしました。
ubuntu-22.04.4-desktop-amd64.iso
尚、最新のLTSは、24.04 LTSで、こちらからダウンロードできます。
USBメモリに書き込んでインストールディスクを作成
Ubuntuのインストールイメージを作成しますが、それにはUSBストレージ(USB3.0以上, 8GB以上)が必要です。
ブート用のUSBを作成するには、ダウンロードしたISOファイルをUSBに書き込みますが、そのためにはEtcherというソフトウェアが必要になります。

参考リンク
全部参考になりますが、まずUSBメモリにインストールイメージの作成まで実施して、実際のUbuntuインストールは、SSD換装後に実施しています^_^;

SSD1Tに換装
Macbook Air 11インチ 2012年(A1465)は、開発過渡期だったようで接続形状が特殊であるため、基本的には「変換アダプター+SSD」というかたちで、SSDを換装することになります。同じMacbook Air 11インチでも、一番仕様が異なってる箇所ですので、年式とモデルの組み合わせに特に注意してください。
Amazonでも2012年とモデルA1465に対応するSSDアダプターを見つけることはできますが、私は秋葉館の対応セット品を購入しました。
取り付け方は、こちらの動画が参考になると思います。
余談:交換したストレージを外付けSSDにする
2012年式のMacbook Airは特殊なSSDの形状のため、通常のSSDケースは刺さらないので、専用のケースが必要になります。とはいえ、こちらを用いれば旧MacOSとはいえ起動ディスクに用いることもできるので、とてもありがたいですね^_^
Ubuntuインストールの手順
- 起動前のMacにUbuntuインストールディスクを作成したUSBメモリを挿します。
- optionキーを押しながら起動ボタンを押します。
- そうすると、起動ディスクを選択できる画面になりますので、そこでUSBメモリ「EFI Boot」を選択します。
- その後、一番上の選択肢「Try or Install Ubuntu」を選択してEnterキーを押して、インストールします。
参考リンク

各種設定など
インストールを完了し、再起動、ログイン後の設定です。
日本語などの基本設定のほか、11インチMacbook airならではの制約である「画面の狭さ」や「メモリの少なさ」についての可能な対策をしていきたいと思います。
日本語の設定など
日本語ローマ字入力にはmozc使用します。
commandキー+spaceキーで「日本語ja」と「日本語mozc」を切り替えることができますが、「日本語mozc」のモードが「直接入力」だと日本語入力に切り替えられず、手動でモードを「ひらがな」に変更する必要があります。これを回避するために「~/.config/mozc/ibus_config.textproto」の設定ファイルに以下の文言を追記して、再起動すると「ひらがな」モードがデフォルトになり、commandキー+spaceキーでスムーズに入力切替できるようになります。
active_on_launch: True
もしも、mozcがインストールされていないようでしたら、以下のコマンドを実行してインストールしてください。
user$ sudo apt install mozc-utils-gui fcitx-config-gtk
firewallの設定
ファイアウォールツール「ufw(Uncomplicated FireWall)」が標準でインストールされていますので、設定します。まず状態を確認します。
user$ sudo ufw status
最初は「inactive」だと思いますので「active」になるように、ツールのアクティブ化、デーモンのアクティブ化、ログ取得を設定します。ログは、/var/log/ufw.logに記録されます。
user$ sudo ufw enable
user$ sudo systemctl enable ufw
user$ sudo ufw logging on
ホワイトリスト形式(許可制)で、最初はhttp:80, https:443(とssh:22)くらいのポート許可になるでしょうか。
user$ sudo ufw default deny
user$ sudo ufw allow 80
user$ sudo ufw allow 433
user$ sudo ufw allow 22/tcp
user$ sudo ufw reload
user$ sudo ufw status
詳しくは、マニュアルをご確認ください。
user$ man ufw
参考リンク


メンテナンス:シェルスクリプト例
以下のようなコードをもつapt_maintenance.shを作成します。
user$ vim apt_maintenance.sh
#!/bin/bash
#最新のアップデートを確認
sudo apt-get update
#最新のアップデートを適用
sudo apt-get -y upgrade
#ディストリビューションを最新のものに更新
sudo apt-get -y dist-upgrade
#依存関係解決後に使われなくなったパッケージを削除
sudo apt-get -y autoremove
#作業時のaptキャッシュを削除します。キャッシュ(/var/cache/apt/archives)が肥大化することを防止
sudo apt-get -y autoclean
実行権限を付与します。
user$ chmod 755 apt_maintenance.sh
以下のコマンドで実行します。
user$ ./apt_maintenance.sh
メモリ対策:スワップの設定
スワップとは、メモリが不足した際にメモリの中身をハードディスクに移すことで実際のメモリよりも大きなメモリを扱える機能です。
こちらのサイトを参考に設定しました。

画面の狭さ対策:ターミナルの設定
ターミナルを立ち上げて設定を開いてプロファイルを作成します。フォントの指定にチェックを入れてフォントサイズ「7」にしました。このプロファイルをデフォルトに設定しておきます。見やすさによって調整してもらえたらたと思います。



画面の狭さ対策:Firefoxの設定
1)「他のブックマーク」を2本指ドラッグ→「ブックマークツールバー」→「新しいタブのみ表示する」を選択

2)「設定メニュー」→「設定」→「一般」
フォント:Noto Sans Mono CJKJP
フォントサイズ:16
ズーム:67%

3)Firefox のコンパクトモード:有効(警告でますので、同意者のみ)
アドレスバーに「about:config」入力 + enterキー →「危険を承知で上で使用する」→ 高度な設定で「about:config」を検索 → 設定「ture」タブを閉じる → Firefoxの設定「その他のツール」→「ツールバーのカスタマイズ」→ パネル下部「UI密度」→「コンパクト(未サポート)」→「完了」ボタン
参考リンク
これらを駆使することで、ターミナル(VIM)の表示で48行、後に設定するJupyterlab環境でテキスト46行、Notebookで44行の表示列数を確保できました。

Python仮想環境の構築
こちらのサイトを参考にいただければと思います。ただ、jupyterlab, streamlitともに普通にインストールできます^_^
ローカルLLM:llama-cpp-pythonでtinyswallowを動かしてみる
巷ではdeepseekの話題で持ちきりですが、私としてはサカナAIがリリースしたtinyswallowの方が嬉しいニュースでした^_^
スマートフォンでスムーズな動作ならローカル環境でのPCにも期待が持てるし、実装できるデバイスが一気に増えます。早速llama-cpp-pythonをインスールして簡単なローカルチャットボットを作って動かしてみました。
pip install llama-cpp-python
tinyswallowのGGUF(Q5_K_M)をダウンロードしました。

10年以上前のデバイスであることを考えると、速度はそれなりですが、しっかり動くのはうれしいですね^_^
しっかりチューニングすれば、もう少し速くなると思います。
言い換えると、最近のスマートフォンの性能には驚かされるばかりです^_^;
Ubuntuのアップグレード:22.04 -> 24.04
非常にスムーズに実行できました。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y && sudo apt autoremove -y
sudo do-release-upgrade
参考リンク

小ネタ:ブログなど簡易な画像編集ツール、ショートカット
簡易な画像編集アプリ:Pinta
Ubuntu softwareからダウンロードできます。Windowsのペイントのような感じで使えます。
ショートカット:スクリーンショット&スクリーンキャスト(動画)
「control + shift + command + r」キー同時押しで起動します。キャプチャ画像と動画は「カメラ」「ビデオ」ボタンで切り替えます。

ファイル共有サーバー:sambaのインストール、設定など
概要は以下のような感じです。
- ubuntu:sambaインストール
- ubuntu:共有フォルダの作成、samba設定ファイルの編集
- ubuntu:ファイヤーウォール(ufw)の設定
- ubuntu:sambaの再起動
- ubuntu:IPアドレスの固定
- ubuntu:サスペンド無効設定
- windows11 pro(24H2):共有設定
- iOS, iPadOS:共有設定
sambaインストール
user$ sudo apt install samba
共有フォルダの作成、samba設定ファイルの編集、sambaユーザーの設定
共有フォルダを作成して、samba.confをroot権限で編集します。
user$ mkdir ~/<samba_shareディレクトリ名>
user$ sudo vim /etc/samba/smb.conf
編集内容は以下です。ファイル末尾に[sambashare]について新規に追記し、[global]部分に署名に関する追記をします。
具体的には[sambashare]の前半は基本設定で、「mangled names = no」以降はiOS、iPadOSで書き込みを可能にするための設定です。
[global]の追記は、Windows11 pro(24H2)で共有認識させるための設定となります。
[sambashare]
comment = Ubuntu samba Share
path = /home/<user名>/<samba_shareディレクトリ名>
read only = no
browsable = yes
mangled names = no
dos charset = cp866
unix charset = UTF8
vfs objects = fruit streams_xattr
fruit:metadata = stream
fruit:model = MacSamba
fruit:posix_rename = yes
fruit:veto_appledouble = no
fruit:nfs_aces = no
fruit:wipe_intentionally_left_blank_rfork = yes
fruit:delete_empty_adfiles = yes
[global]
client signing = required
server signing = required
sambaユーザーを設定し、パスワードを入力します。
user$ sudo smbpasswd -a <samba_user名>
sambaの再起動
user$ sudo systemctl restart smbd
ufwでsambaを許可
user$ sudo ufw allow samba
user$ sudo ufw reload
IPアドレスを固定
「設定」→「wifi」→「ネットワーク一覧」→接続先の「設定」をクリック

IPv4で「手動」を選択し、「アドレス」部分を接続先で選択可能なナンバーを手動で設定します。

画面オフの設定、自動サスペンドの設定
ノートPCのフタを閉じたときなどでスリープに入らないよう、以下のファイルを編集します。
user$ sudo vim /etc/systemd/logind.conf
下記の行のコメントを外して、適切に値を設定します(なければ追記してください)。
HandleLidSwitch=ignore
HandleLidSwitchDocked=ignore
設定後、サービスを再起動します。
user$ sudo systemctl restart systemd-logind
画面オフ設定と、サスペンド設定は独立で設定できます。自動サスペンドは、バッテリ起動時のみ設定し、電源接続時は「オフ」としています。


windows11 Pro(24H2):共有設定
24H2アップデートがなされた過程で、Windows PCにアカウントが存在するユーザーでなければアクセスできないように修正されたようです。ですので、新規にPCアカウントを<ubuntuのuser名>およびパスワードで、追加すれば問題は解決されます。
アカウント追加後、フォルダのエクスプローラーから、Macbook airの固定したIPアドレスを指定し、<ubuntuのuser名>および、設定したパスワードを入力したら、読み書き可能な状態でつながります。
「\\192.xxx.xxx.xxx\<samba_shareディレクトリ名>」
PCアカウント追加以外の方法
それ以外の方法も紹介したいと思います。以下の設定をするとアカウントを追加しなくても認識できます。すべての事項と同様に、自己責任において、ご選択いただければと思います。
ローカルコンピューターポリシーの設定変更
「ファイル名を指定して実行」から、ローカルコンピューターポリシーを編集し、「安全でないゲストログオン」を有効にします。
「Windowsキー + r」 → 「gpedit.msc」→「OK」

「ローカルコンピューターポリシー」→「コンピューターの構成」→「管理テンプレート」→「ネットワーク」→「Lanmanワークステーション」→「安全でないゲストログオンを有効にする」→「有効」

資格情報を追加
Windowsマーク→「資格情報マネージャー」を検索し、選択

「Windows資格情報」→「Windows資格情報の追加」

SamdaサーバーのIPアドレス、SamdaサーバーPCのログインユーザー、パスワードを入力→「OK」→WindowsPCの再起動

iOS, iPadOS:共有設定
「ファイル」アイコン→「設定」→「サーバへ接続」します。


Macbook airの固定したIPアドレスを指定すると、<ubuntuのuser名>および、設定したパスワードを求められますので、入力すると接続できるようになります。iOSで設定したら、iPadOSでも同様の設定がされていました^_^
AppleIDでつながってるデバイスはどれか一つ設定すると、すべてつながるのですかね。


特選アクセサリー:スキンシールの魔力
Macbook air 11インチを所有している満足度を爆上がりさせるスキンシールです。


その他にも、いろいろな種類のスキンシールがあるので、それを探すのも楽しいと思います!!
注意点:ネジ穴を塞いでしまうのでバッテリーとストレージ換装を先に済ますこと!
スキンシールは、裏蓋のネジ穴も塞いでしまうので、バッテリーの充電回数の確認や、ストレージの必要容量を事前に決定して、必要に応じて換装しておくことが必要です。
アクセサリー:それ以外
スキンシール以外で購入したアクセサリーも紹介します。
PCスタンド
Macbook air 11インチは、とても美しい流線面があるため、広範囲なフラット面に付けるタイプのスタンドは、向いていません。
このスタンドは、PC裏面との接地面が比較的狭く、2段階の角度調節ができるので、購入しました。個人的には低い方の角度がしっくりきています。



高級家具のように美しい、お洒落な文房具になりました^_^
このPCスタンドは、大きい角度のスタンドを立てると、縦置きにすることも可能です。縦置きするとスキンシールが美しくハマり、高級家具のような気品を感じます。
Appleマークも、とても映えますね^_^


プチDIY:ストッパー
PCスタンドを付けると本体のストッパー部分から接地面がズレるので、「家具の床傷防止」などのようなフェルトシート材を使って、ストッパーを自作しました。フェルトシートを長方形(大体2cm x 1cm)に切り、接地面にはスキンシールの余り部分を貼り付けています。

まとめ
実はかなり前から書いてはいたのですが、別件で忙しかったのと、ちょうど実践し始めたときにUbuntuのバージョンアップなどがあり、タイミングを測りかねていました^_^;
最近、サカナAIのtinyswallowの発表があり、それをUbuntu on Macbook airで試そう!と、ついでにOSもアップグレード!という流れで報告となりました。
今尚、いや時が経つほど、本当に魅力的なAppleデバイスです^_^

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